独自のフォノン・光計測によるナノ物質と生体分子の研究および新規デバイスの開発

量子計測領域研究室では,独自の超音波・光計測技術を用いて幅広い分野にまたがる研究を行っています.扱っている超音波の周波数範囲は 20 kHz〜1 THz と非常に広く,対象とする物質も様々です.例えば音響生物物理学です.診断・創薬に貢献するたんぱく質定量装置の開発,アルツハイマー病やパーキンソン病などの認知症の発症メカニズムの研究とそれらの早期確定診断装置の開発,細胞に対するメカノバイオロジー研究を行っています.また,音響物性物理学を研究しています.音と光を用いて手作りで物性計測装置を開発し,様々な物質の機能と力学的性質の相関を探求しています.また,光よりも波長の短い超音波を操ることで,ナゾの多いナノ材料の力学的性質や生体分子のダイナミクスの本質の解明,次世代スマートフォン等に使用される音響電子デバイスの研究開発を行っています.さらに,超音波共鳴現象を駆使した超高感度センサーの開発を行っています.無線・バッテリー無しで駆動する水素ガスセンサーやひずみセンサーを開発し,社会インフラの健全性診断に貢献しています.これらの研究に積極的に独自開発したAI技術を融合し,様々な物理現象の理解の深化を目指しています.



バイオセンサー

難病の早期発見、新薬の開発に貢献


超音波によるタンパク質の凝集加速現象の研究

難病の発生原因を究明


音響電子デバイス

次世代移動型通信機器の飛躍的な発展に貢献


ナノメカニクス

ナノ材料の不思議な力学的性質の解明


非破壊検査

社会インフラの甚大な事故を防ぐ非接触超音波技術