◆2025.5.19-22 ポルトガル・リスボンで開かれた国際学会に参加しました!◆
2025年5月19~22日にリスボンで開催された国際学会に博士後期課程1年の濵名さんが参加しました!この記事では、現地での学会の様子や、参加して感じたことを伝えてもらいます!
D1の濵名です。このたび、リスボンで開催されたバイオセンサー分野の国際学会「Biosensors 2025」に参加してきました。私にとって初めて海外での学会参加だったため、期待と少しの不安を抱えながらの渡航となりました。しかし実際学会が始まってみると非常に活気のある雰囲気で、多くの刺激をもらえた充実した出張となりました。
学会の様子

会場に到着!
初めに学会での様子をお話しします。学会が始まる前日の夕方に受付を済ませ、レセプションパーティーに参加しました。会場はすでに多くの参加者であふれかえっており、日本ではなかなか感じることができない熱気に圧倒されました。しかし隣でご一緒していた荻先生は「以前より人少ないなあ」とおっしゃっていて、これより多かったらどうなんねんと驚いたのを覚えています。そしてその雰囲気についていかねばと思い、気合を入れて自身の発表に臨みました。
今回私の発表はポスターセッションでの発表でしたので、研究に興味を持っていただいた方とじっくりと議論を交わすことができました。英語で自分の研究を説明するのは苦労しましたが、みなさん何度も丁寧に聞いてくださり、こちらの言いたいことを汲み取ろうとしてくださったおかげで、活発なディスカッションを行うことができました。多くの人に興味をもっていただき、議論する中で自分の研究に足りないところを見直すことができたため有意義な発表になりました。また、日本の学会との違いで驚いたのが、参加者の皆さんの服装です。以前に海外の学会に参加した先輩方から、「日本みたいにみんなスーツは着ていない」と聞いてはいたのですが、本当にみなさん自由なスタイルで参加されていて、こんなにカジュアルでいいんやと日本との違いを感じました。かくいう私は、一応少しフォーマルよりのシャツを着ていきましたが、次からはもっとリラックスした格好で行こうと思います。
(左)会場で仲良くなった人たちとパシャリ (右)ポスター発表の様子
バンケットと交流

バンケット会場。とても開放的なレストラン!
発表後にはバンケットに参加しました。学会会場から少し移動し、倉庫を改装した大きな開放的なレストランで食事を楽しみました。また同じテーブルになった人たちとフランクに会話できて、大変思い出に残るバンケットになりました。やはり様々な国の人と文化の話や、研究室の雰囲気などの情報交換をするのは盛り上がります。特に印象深いのは、「その笑顔になれるのはPhD 1年目だからこそだね」と言われたことです。確かに楽しくてニコニコしてましたが、それだけ博士課程は世界共通で大変なんだなあと、改めて感じました。3年間笑顔でいられるよう精一杯取り組もうと思います。
リスボンの街並み
最後に、リスボンの街の様子をつづります。リスボンの特徴は、なんといっても石畳と赤い屋根瓦です。どこを歩いても石畳でそして坂が多い!散策するだけでもいい運動になります。とても風情のあって美しい街でした。高いところから街を見下ろした景色は圧巻です。
リスボンの街並み。赤い屋根と石畳が特徴的です。

発見のモニュメント。近くで見るととても大きい!
さらに学会会場が海沿いだったので、海を見ながら歩いていると、大航海時代のシンボルである「発見のモニュメント」を見ることができました。500年前、この地から多くの航海者が旅立ったことを思うと、歴史の重みを感じました。また食事は、町の食堂といった感じのレストランと、マーケットが印象に残っています。レストランではイカとじゃがいものもりもりのった地元料理をいただきました。リスボンは魚介が有名で、イカがとてもおいしかったです。ただ後半はもりもりのジャガイモに少し苦しめられました。マーケットでは阪大のポルトガル語専攻の友人におすすめされたクランセジーニャという料理をいただきました。ポルトガル料理で、極厚ハムやソーセージに加えてステーキが挟まれたサンドイッチに大量のチーズとソースがかかった、さながらポルトガル版二郎系ラーメンのような大満足な一品でした。そして、ポルトガルはスイーツも充実していました。特にエッグタルトが有名で、街にいくつもエッグタルト店が点在していました。リスボンは非常にユニークで面白い街でした!

街のレストラン。時計がかわいい!

マーケット。フードコートのようになっていて活気があふれていました!フランセジーニャで大満足!
以上、濵名からのBiosensors 2025の参加報告でした。初めての海外学会参加は、研究面でも文化面でも多くの刺激と学びに満ちた、非常に有意義な経験となりました。このような貴重な機会をいただき、心から感謝しています。