◆2024.3.5 長久保さん、藤原さんがライフォミクス統合研究発表会で発表しました◆
OTRI・ライフォミクス統合研究部門の年次研究発表会・交流会が大阪大学大学院生命機能研究科・生命システム等にて開催されました。私も医学系研究科免疫細胞生物学教室の山下英里華先生と2022年度から共同で参加しており、今年は研究代表者・分担者として長久保と藤原さんが以下発表を行いました。
研究題目「超音波顕微鏡による破骨細胞分化過程における力学特性変化のモニタリング」
代表提案者:藤原 夏実 工学研究科 物理学系専攻精密工学科
分担提案者:揚村 朋弥 生命機能研究科 免疫細胞生物学
研究題目「超音波を用いた破骨細胞による骨吸収領域の力学特性の解明」
代表提案者:長久保 白 工学研究科物理学系専攻精密工学講座量子計測領域
分担提案者:山下 英里華 医学系研究科 免疫細胞生物学教室
研究題目「超音波力学的刺激によるILC2の制御および新規活性化計測法の開発」
代表提案者:古賀 諭 医学系研究科 感染症免疫学講座 生体防御学教室
分担提案者:藤原 夏実 工学研究科 物理学系専攻精密工学科
ライフォミクス統合研究部門とは大阪大学が国際的強みを有する分野「計測科学」「生命医科学」の横断的統合より、ゲノム・分子への要素還元論では看過されてきた、生命体総体としての多様性にスポットライトを当て、疾病の制圧ではなく共存を目指す新たな研究分野「ライフォミクス」の創成を目指した研究部門です(HPより抜粋編集)。医学部・歯学部・薬学部や蛋白質研究所など医歯薬系と、工学部・産業科学研究所・接合科学研究所などを工学系が同一キャンパス内にある大阪大学は実は珍しい大学で非常に大きな強み・特色でもあります。
その強みを生かした医工連携研究の一環とした研究および発表会が今回のイベントです。
登壇者は医学研究科と工学研究科の博士学生~助教がそれぞれ半々ほど。お互い分野外ですが、非常に面白く奥の深い発表の数々で、2時間半以上に及んだ成果発表会はあっという間に終了しました。超音波を用いた研究は私や荻先生のチームだけなので、超音波で計測することができる情報の特徴や解釈について議論を交わし、超硬者にとっても、また私自身にとっても、その結果が持つ医学的観点の意味について改めて考えるきっかけとなり、大変勉強になりました。
講演会後は数々のポスター発表の前で更に議論を交わしておりました。日頃お世話になっている先生方から初めでお会いする先生方とゆっくりお話することができ、私にとっても非常に貴重な場となりました。
このようなグラントと発表・交流の機会を下さった共同研究者の山下先生、ご紹介くださった丸山先生、ならびにライフォミクスを企画・運営されている石井先生・藤田先生方に改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
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