◆2018.9.18 第79回応用物理学会秋期学術講演会に参加しました!◆

 芸術の秋!読書の秋!学会の秋!!!←?
 さて秋の学会シーズン、第2段は応用物理学会!通称応物です。これまた応用自然学科にはその名もずばり「応用物理学科」もあり、確かにそちらの先生方のお名前はよく拝見いたします。しかし応物に絡んでるのは応物だけじゃない!精密科学科もこの学会に密接に関連しております。先日のバイオ関連科学シンポジウムといい、研究内容は所属コースだけで決まるものじゃないのが研究の面白いところですね♪

 今回、荻研からは助教の長久保さん(私)が参加しました!結構久しぶりの参加です。学生時代はB4(2011年3月)、D1(2012年9月)、ポスドク(2014年9月、2015年3月)と、割と積極的に参加していたのですが、ここ数年間はタイミングが合わず見送っていました。決して
   「もう講演奨励賞をとったからもう発表する必要がない」
なんてわけじゃありませんからね(真顔)。実際、同じ年に奨励賞を受賞したUSEではその後も毎年発表しているのですから!

 今回の会場はかの有名な名古屋国際会議場です!何が有名ってこのホール、そう、今やその業界に名の知れ渡った全日本吹奏楽コンクールが開催されるあの吹奏楽の聖地です!私は来るのは3回目で、2015年の秋の応物もここで開催されたときにも学生さんの発表を見守るためにやって来たのが2回目です。1回目は、プライベートですね。(笑)

そんな感じで相変わらず立派な会場。


この像の必要性はおいといて、全フロアが建物でつながっているこの会場はいい場所だと思います。



 登壇したのは応物一般の超音波のセッションです。長年にわたり座長を務めていらっしゃる先生はもちろん今でもご健在で、昔は私と同い年ぐらいの学生さんだったはずの方も助教となってまた参加されていたり、さすがに7年も経てば慣れ親しんだものです。
 とかなんとか感じているうちに私の発表は初日の午前中で即終了(笑)ですが、今回の出張はこれで終わりではなく、むしろここからが本番!

 応物にはほかにも多数のセッションとシンポジウムがあり、その後はほぼずっとスピントロニクスのセッションに参加してひたすら勉強してきました。スピントロニクスとは電子の持っている“電荷”だけではなく“スピン”まで制御してしまう研究分野です。なんせ電気って便利ですよね!これをうまいこと利用してきたのがエレクトロニクスっていうやつです。スピントロニクスではその便利な電気を磁石の中に流すと電子のスピン&磁石の向きに応じて様々な効果が生まれることを発見し、利用していきます。パソコンのHDDが身近な応用例ですね。
 私も去年からこの分野に身を投じて現在絶賛研鑽中です。毎日朝から夕方まで発表がみっちりと詰まっており、しかも外国人の発表も多いためこのセッションでは発表は英語で、本当に勉強になりました。

夜はそちらの分野の先生方と飲み会へ♪





 そのほかは企業の主催するランチョンセミナーや展示ブースへ行って日頃メールでやり取りをしてる方々にご挨拶をしてきたり、精密の他研究室の発表があるGaNの特別シンポジウムに参加したり、日ごろとは異なる知的刺激に溢れた時間を過ごしてきました!

戻る