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京大で開催されたARIMのセミナーで講演しました
2024年1月17日(水)

 2017年ごろから私も微細加工技術を用いた試料作製に取り組んでいます。大阪大学に来てからは産業科学研究所内にある共同研究設備を利用してきており、現在は文科省主導のARIM Japanという事業の一環で多数の成膜・加工・分析装置などを豊富に取り揃えています(正式名称はAdvanced Research Infrastructure for Materials and Nanotechnology in Japan)。
 関西では京都大学がこのARIMのハブ拠点として活動しており、本日はその研究成果や技術紹介の一環で京大吉田キャンパスにてセミナーが開催されました。私もARIM阪大の電子線リソグラフィ、深堀イオンエッチング、収束イオンビーム加工、透過型電子顕微鏡、パルスレーザー堆積装置など多数利用しているため、講演を依頼されたので参加してきました。

京大吉田キャンパスの正面の様子。とてもお天気が良くて気持ちいですね♪


 参加者は現地/オンラインを合わせて約80名。講演は電子物性からソフトマター、細胞膜、蛍光発光素子まで幅広い分野にまたがりました。講演者も京都大学だけでなくAGC株式会社、奈良先端科学技術大学、山形大学と、バラエティ豊か。
 私は大阪大学代表(?)として微細加工を用いたnmデバイスの音響物理学に関して25分間の講演を行いました。それぞれ分野が異なるので大まかな研究紹介にとどまりましたが、日ごろ使わせていただいている装置を用いた研究成果の紹介や、nm領域における音響計測の紹介ができ、とても良い機会となりました。

 終了後は隣の部屋で開かれた懇親会に参加。講演会中はゆっくり質問できなかった研究内容や装置ついて教えていただいたり、普段お世話になっているお礼を伝えることができました。また本日の発表を聞いて装置の使い方やデータの解析法なども改めて教えていただけることに!やはりこのような場でいろんな方々と交流することは大切ですね。
 これからもいろいろなことを学びながらさらに研究を発展させていきたいので皆様どうぞよろしくお願いいたします!

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