English(CV)
連絡先
Event

Sydneyで開催された国際学会で特別セッションを企画しました
2023年12月4日(月)

 アメリカの音響学会(the Acoustical Society of America)は半年毎に大規模な学会をアメリカで開いています。前回は5月にシカゴで開催され、今年の冬のミーティングはオーストラリアの音響学会&大西洋音響学会(Western Pacific Acoustics Conference)との共同開催となりました!そのため第185回Meeting of the Acoustical Society of Americaはシドニーでの開催となり、アメリカ&オーストラリア・アジア太平洋地域の音響研究者らが合同してスペシャルセッションが企画されています。

 遡ること約1年前。昔お世話になった米国Los Alamos国立研究所のCristian Panteaチームリーダーから私のところに久しぶりにメールが来たかと思ったら共同オーガナイザーのお誘いでした。せっかくの機会なので快諾し、Acoustical Measurements and Sensors for Challenging Environmentsというスペシャルセッションを企画して共同オーガナイザーを務めることになりました!
 セッションの企画が受理されると次は招待講演者の依頼を。お互い3~4人ずつ誘うことになり、私からはいつもお世話になっている大阪大学の林教授、東北大学の小原教授、北海道大学の松田教授と、Los Alamos国立研究所のTimothy James Ulrich博士に依頼しました。
 後は申し込まれた講演のタイトル・アブストをチェックし、講演の採択とプログラムの編集を行ったら、いざシドニーへ。


 シドニーまでの移動は伊丹から羽田へ行き、後は直行便で約9時間半のフライト。ヨーロッパやアメリカ大陸に行くのに比べたらずいぶんらくちんですね。

オーストラリアに到着して最初の食事。「よっしゃ!ハンバーガー食べるぞ~!」ってお店を探したのですが、なぜか出てきたのは美味しいライスバーガー(海苔つき)。。。

 12月のシドニーは夏!気温30度未満で快適な日もありますが、暑い日は40度ぐらいまで上がる予報の日も。。。真冬の日本から真夏のシドニーへ行くと、気持ちいというより暑さに苦しむことも多かったです・・・。しかし気温が高いと気分は明るく陽気になり、学会でいろんな方々と交流するには非常に良い環境でした♪真夏のクリスマスはやはり違和感がありますが、季節としてはとてもよかったです。

 さて、今回の学会は口頭発表が1件20分。本セッションは招待講演含めて合計24件の講演となりました!そのため休憩込みで4時間半のセッションを2日に分けて行うことになりました。本セッション以外にもPhysical Acousticsのセッションはあったのですが、実は講演数が一番多かったのは本セッションだったそうです。非破壊検査から高圧・高温化における固体物理学、超音波を用いたセンシングや、環境音の評価まで、様々なものを対象とした音響計測の講演はどれもとても面白かったです。

会場のInternational Convention Centre。ガラス張りの建物は美しいですね。

中央の人物が共同オーガナイザーのCristian Pantea。

セッション終了後の集合写真。

創発的研究支援事業でお世話になっている庄司先生と招待講演を依頼した小原先生。大変お世話になりありがとうございました!


バンケットでの食事と会場の様子。

セッション終了後にはLos Alamos国立研究所の関係者とお喋りしてきました。「impressiveな質問してて座長の仕事良かったよ!」などと褒めていただけました♪

街中の様子。建築物が見ごたえがあって楽しい。

会場周辺からの景色。シドニー、夏の港。

会場周辺のカラフルなレストラン街。

最後は空港でしっかりハンバーガーを食べてきました♪やはり大きい・・・!

 大きな国際学会で共同オーガナイザー・座長を務めるのは非常に良い経験でした。私にとって初めての仕事で、不安や心配もありましたが臆せず取り組んで良かったです。国際的な人脈も広がり、今後の研究にも大きくつながる機会となりました。
 次回に生かせるようにこれからも研究頑張ります!

戻る